D-Link製の一部ルータにバックドアが判明 - サポート終了で修正予定なし
D-Link製のルータ「DIR-620」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかになった。バックドアとして悪用されるおそれがある。
同社によれば、脆弱性を報告したKaspersky Labによれば、同モデルにおいてアカウントのハードコードなど、4種類の脆弱性が存在することが明らかになったという。
具体的には、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2018-6211」が含まれており、さらにハードコードされているtelnetのアカウント情報を取得できる脆弱性「CVE-2018-6210」が含まれており、管理者権限でルータにアクセスされるおそれがあるという。
またウェブのダッシュボードにおいて、ISP向けにアカウント情報がハードコードされている脆弱性「CVE-2018-6213」や、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2018-6212」が存在していた。
Kasperskyでは、D-Linkへ問題を報告したが、同社よりサポートが終了しているとの回答があったことから、ダッシュボードやtelnetへのアクセスを制限するなど緩和策を案内している。
(Security NEXT - 2018/05/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ