「Nessus」にXSSやセッション固定など2件の脆弱性
Tenableの脆弱性スキャナ「Nessus 7.0.3」に2件の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されている。
同社によれば、同製品においてセッション管理に脆弱性「CVE-2018-1148」が判明したもの。固定したセッションを用いるため、パスワード変更後もそのままアクセスができるという。
またクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2018-1147」が存在。攻撃には認証が必要となるが、脆弱性を利用することで悪意あるファイルのアップロードが可能となり、閲覧したブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがある。
「CVE-2018-1147」は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもの。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
Tenableでは、これら脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティング。両脆弱性を修正した「同7.1.0」をリリースし、対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/05/21 )
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