Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Nessus」にXSSやセッション固定など2件の脆弱性

Tenableの脆弱性スキャナ「Nessus 7.0.3」に2件の脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されている。

同社によれば、同製品においてセッション管理に脆弱性「CVE-2018-1148」が判明したもの。固定したセッションを用いるため、パスワード変更後もそのままアクセスができるという。

またクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2018-1147」が存在。攻撃には認証が必要となるが、脆弱性を利用することで悪意あるファイルのアップロードが可能となり、閲覧したブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがある。

「CVE-2018-1147」は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもの。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

Tenableでは、これら脆弱性の重要度を「中(Medium)」とレーティング。両脆弱性を修正した「同7.1.0」をリリースし、対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性