Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ルータ侵害による不正アプリ配布、Facebookの次は「Chrome」を偽装

ただし、今回の攻撃でメッセージが変更されたのは、従来の4カ国語のうち、英語と日本語のみ。日本語に関しては、言い回しから英語のメッセージを機械翻訳したものと見られる。

一方、中国語や韓国語については、メッセージが変更されておらず、「Facebook」の偽アプリを配布していた時と同じものであり、トレンドマイクロでは攻撃者が「日本」を意識していると指摘している。

またルータを侵害する手法は明らかになっていないが、特定機種を狙うのではなく、攻撃方法が明らかとなっている複数種類のルータを探索し、攻撃をしかけていると同社は分析。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PowerDNS Recursor」にDoS脆弱性 - アップデートで修正
リゾルバ「PowerDNS Recursor」にサービス拒否の脆弱性
MSが3月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性6件を修正
【特別企画】なぜ今「ASM」が注目されるのか - 攻撃者視点こそ防御のかなめ
「Infoblox NIOS」に複数の脆弱性 - 米CISAは「クリティカル」と評価
「OpenSSH」に複数脆弱性 - MITMやDoS攻撃のおそれ
DDoS攻撃に注意喚起、発生を前提に対策を - 政府
「BIND 9」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
外部サーバで一時運用した「サブドメイン」の乗っ取りに注意
DDoS攻撃件数は減少傾向、一方で174Gbps超の攻撃も - IIJレポート