Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSH」に複数脆弱性 - MITMやDoS攻撃のおそれ

「OpenSSH」の開発チームは、現地時間2025年2月18日にセキュリティアップデートとなる「OpenSSH 9.9p2」をリリースした。

今回のアップデートでは、2件の脆弱性「CVE-2025-26465」「CVE-2025-26466」を修正。Qualys Security Advisoryチームが発見、報告したもので、悪用が可能であることが確認されているという。

「CVE-2025-26465」は、「ssh」のホストキー検証に判明した脆弱性。「VerifyHostKeyDNS」オプションを有効化している場合に、中間者攻撃(MITM攻撃)によって任意のサーバになりすますことが可能となる。「同6.8p1」以降が同脆弱性の影響を受ける。

一方「CVE-2025-26466」は、「sshd」に判明したサービス拒否の脆弱性。「9.5p1」以降では、「SSH2_MSG_PINGパケット」の処理に問題があり、メモリやCPUのリソースを過剰に消費するおそれがある。

開発チームでは、これら脆弱性を修正した「OpenSSH 9.9p2」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害