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家庭内IoT機器、現存マルウェアからはルータで保護可能 - ただしルータへの侵入防護が条件

一方、現存するIoT機器を狙ったマルウェアに関しては、いずれもインターネットから直接アクセスできる機器を対象としたもので、LAN内部に設置された機器に関しては、ルータによって感染を防御できている状況が明らかになったという。

一部マルウェアによる攻撃をLAN内部で確認したものの、接続された機器を無作為に攻撃した偶発的なものであると説明。ルータによってわけられたLAN内部に接続されたIoT機器をあえて標的とするマルウェアは観測されなかった。

ただし、ルータそのものがIoT機器としてマルウェアに狙われるケースもあり、LAN内部の機器に対する攻撃を防ぐには、ルータが外部より侵入を受けず、正常に動作していることが条件であると指摘している。

(Security NEXT - 2018/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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