Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

家庭内IoT機器、現存マルウェアからはルータで保護可能 - ただしルータへの侵入防護が条件

家庭内に設置されているIoT機器に関し、現状流通しているIoTを標的としたマルウェアについては、ルータにより感染を防ぐことができているとの調査結果を、横浜国立大学とBBソフトサービスが取りまとめた。

両者では共同で研究プロジェクトを実施し、研究報告を取りまとめたもの。

同プロジェクトでは、模擬的な家庭環境に、市販されているネットワーク家電や家庭向けIoT機器など16製品を設置。2017年6月から12月にかけてサイバー攻撃やマルウェアの影響について調べた。

設置したハニーポットでは、攻撃者が攻撃インフラを拡大したり、維持するために、さまざまな機器の脆弱性を狙って感染活動を展開していることを観測。2017年11月以降は、国内においてIoTを狙うマルウェアの感染が拡大していることも観測している。

20180330_bs_001.jpg
研究環境(画像:BBSS)

(Security NEXT - 2018/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を