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TCP 52869番ポートへのパケット - 「Mirai」亜種による感染活動の可能性

一方、10月後半や11月15日以降に「TCP 52869番ポート」宛てのパケットが観測された。「Realtek SDK」の「Miniigdサービス」における脆弱性の探索が目的と見られている。同脆弱性はすでに攻撃コードが公開済みだ。

またこれらの動きと呼応するように「TCP 23番ポート」に対するパケットの増減が見られたという。さらに11月15日以降は、「TCP 52869番ポート」へのパケットとともに、日本国内からのTCP 23番ポートに対するパケットも増加した。こうした動きはこれまでに観測されたことがないという。

「TCP 23番ポート」に対するパケットは、Miraiの感染端末が発するパケットと共通した特徴を持っており、発信元は「TCP 52869番ポート」が開いていたという。

「TCP 52869番ポート」に対するパケットによって脆弱性を持つ端末が探索され、「Mirai」の亜種に感染し、「TCP 23番ポート」宛てのパケットを送信するようになった可能性があると同センターでは分析している。

(Security NEXT - 2018/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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