Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

12月下旬より「Oracle WebLogic Server」狙う攻撃が発生 - 仮想通貨採掘に悪用されたケースも

ウェブアプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」における既知の脆弱性を悪用する攻撃が、2017年12月下旬より報告されているとしてセキュリティ関係機関が注意を呼びかけている。

悪用が確認されているのは、ウェブサイトや企業アプリケーションで利用されている「Oracle WebLogic Server」の「WLS Security」に起因する脆弱性「CVE-2017-10271」。

Oracleでは、10月に公開した定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」にて、同脆弱性をすでに修正済み。リモートより認証なしに攻撃が可能であり、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」においてスコアは9.8と高く、容易に悪用が可能だとされている。

攻撃を観測したSANSのセキュリティ研究者によれば、攻撃コードは、少なくとも2017年12月下旬より公開されており、攻撃者がソフトウェアをインストールするために利用されていたという。

(Security NEXT - 2018/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正