Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、定例アップデートで252件の脆弱性に対応 - 半数弱が「緊急」または「重要」

Oracleは、四半期ごとに公開している定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースし、252件の脆弱性を解消した。

今回のアップデート「CPU」では、「Oracle Database Server」に関する脆弱性6件をはじめ、「Oracle Communications Applications」では23件、「Oracle E-Business Suite」では26件の脆弱性に対処。

そのほか「Java SE」「PeopleSoft」「Solaris Cluster」「MySQL」「Oracle VM VirtualBox」など、あわせて252件にのぼる。

今回対応した脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」でスコアが「7.0」以上で「緊急」または「重要」とされる脆弱性は117件。155件に関してはリモートより認証なく攻撃が可能だという。

同社は、脆弱性の悪用を防止するため、テスト環境で動作を確認したうえで、早期にアップデートを適用するよう推奨している。

なお、次回の定例アップデートの公開は米国時間2018年1月16日が予定されている。

(Security NEXT - 2017/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正