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12月下旬より「Oracle WebLogic Server」狙う攻撃が発生 - 仮想通貨採掘に悪用されたケースも

現状確認されている事例では、仮想通貨「Monero」や「AEON」をマイニングするためのソフトウェアをインストールするために利用。不特定多数を対象に攻撃が展開されており、被害者は世界各国に存在していた。またクラウドプロバイダーのIPが多く含まれていたという。

今回の問題を受けて情報処理推進機構(IPA)では、同脆弱性がソフトウェアを不正にインストールすることだけでなく、データの窃取や改ざん、DoS攻撃などに悪用されるおそれもあると指摘。

アップデートを実施し、脆弱性を修正するよう注意を喚起するとともにすでに攻撃を受けて、システムを侵害されていないか、確認するよう管理者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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