Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性2件を修正した「OpenSSL 1.0.2n」がリリース

OpenSSLの開発チームは、2件の脆弱性を解消したアップデート「OpenSSL 1.0.2n」をリリースした。

今回のアップデートでは、特定条件下でエラーステートが正しく動作しない重要度「中(Moderate)」の脆弱性「CVE-2017-3737」を修正。

またオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2017-3738」についてもあわせて対処した。過去に対応した「CVE-2017-3736」「CVE-2017-3732」「CVE-2015-3193」と類似するが異なる脆弱性だという。重要度は「低(Low)」にレーティングされている。

「同1.1.0系」に関して、今回明らかになった「CVE-2017-3737」は影響ないとしている。一方「CVE-2017-3738」は影響を受けるが、影響が小さいことから今回はアップデートを提供しておらず、次期バージョンとなる「OpenSSL 1.1.0h」で修正する予定。またOpenSSLのgitリポジトリでは修正を提供している。

(Security NEXT - 2017/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」