10月のフィッシング報告は982件 - 「Apple」関連が7割
10月にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシングの報告件数は982件だった。前月から減少したものの、2017年前半と比較すると依然として高い水準で推移している。

フィッシングサイトのURL件数(グラフ:フィ対協)
同協議会によると、10月に寄せられたフィッシングの報告件数は982件。前月の1193件から211件減少した。
8月は2016年3月以来17カ月ぶりに1000件を超え、9月はさらにそれを上回り、2カ月連続で1000件を超えた。
10月は減少したものの、300件から700件のレンジで推移していた2017年前半と比較すると、依然として高い水準となっている。
一方、フィッシングサイトの誘導先に利用されたURLの件数は、調査開始以来、最高となった前月の1212件から349件減少して863件。悪用されたブランド件数も前月を9件下回り、19件だった。
10月も前月に引き続き、「Apple」をかたるフィッシングの報告が多数寄せられており、全体の約70%を占めた。同協議会からも注意喚起が行われている。
そのほか、「Amazon」「LINE」「PayPal」などの大手ブランドや、仮想通貨関連サービスなどを装うケースも報告されている。
同協議会は、こうしたフィッシングサイトのなかには、あとから確認や調査が行われないよう、個人情報を入力すると、以降はアクセスできなくなるサイトもあるという。
フィッシングかどうかの判断に迷った場合は、同協議会や事業者の問い合わせ窓口などへ確認するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/11/02 )
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