Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

身代金ではなく「裸の写真」を要求するランサムウェア

金銭ではなく、裸の写真を要求する新種のランサムウェアを確認したとして、カスペルスキーでは注意を呼びかけている。

同社によれば、画面ロック型のランサムウェアである「nRansom」は、ロックの解除と引き替えに、身代金ではなく、被害者が裸になった写真を要求するという。

感染すると画面に脅迫文を表示。被害者本人ということがはっきりわかるヌード写真を10枚送るよう要求。さらに、ロックを解除するコードを送る前に、写真が本当に被害者本人のものであるか確認するとも記載されているという。

同社は犯人の目的について、入手した写真を悪用して、さらなる写真や金銭を要求するいわゆる「セクストーション」ではないかと推測している。

ランサムウェアへの対処では、身代金の支払いに応じないのが基本だが、要求されるのが金銭以外でも同様に、攻撃者の要求には応じるべきではないとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加