「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
NVIDIAは現地時間2025年9月30日、2件のセキュリティアップデートをリリースした。同社は利用者に注意を呼びかけている。
ドライバの管理やGPUのステータス監視など、グラフィックス関連のユーティリティを提供する「NVIDIA App」では、権限昇格の脆弱性「CVE-2025-23297」が確認された。脆弱性に対処した「同11.0.5.245」を提供している。
Windows向けに提供している「NVIDIA App」のインストーラに含まれる「Frameview SDK」のディレクトリ内においてファイルを改ざんできることに起因。ローカルユーザーによって悪用が可能で、端末の制御を奪われたり、機密情報の漏洩、システムの改ざんなどのおそれがある。
グラフィックス開発向けツール「Nsight Graphics」では、Windows版の「ngfx」コンポーネントにおいてライブラリファイルを置き換えることが可能となる「DLLハイジャック」の脆弱性「CVE-2025-23355」が判明。修正版となる「同2025.3」をリリースした。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2025-23297」を「7.8」、「CVE-2025-23355」を「6.7」と評価した。重要度をそれぞれ「高(High)」「中(Medium)」とレーティングしている。
(Security NEXT - 2025/10/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ
