Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の開発チームは、セキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を解消している。

現地時間2025年9月30日に最新版となる「WordPress 6.8.3」をリリースしたもの。今回のアップデートをセキュリティリリースと位置づけており、早急に対応するよう利用者に求めている。

セキュリティアドバイザリにおいてCVE番号などは示していないが、報告者と協調のもと2件の脆弱性に対処したという。

具体的には制限された一部コンテンツへアクセスでき、情報漏洩のおそれがある脆弱性や、ナビゲーションメニューにおけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性に対処した。いずれも悪用には認証が必要としている。

アクティブなサポート対象とされるバージョンは最新版のみとしているが、「同4.7」以降の旧ブランチに対してもアップデートを用意している。

なお、「同4.1」から「同4.6」までのブランチについては、2025年7月を最後にアップデートの提供を終了しており、注意が必要。次回のメジャーリリースとなる「同6.9」については、現地時間2025年12月2日の公開を予定している。

(Security NEXT - 2025/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
仮想化基盤「vCenter Server」「NSX」に脆弱性 - アップデートが公開
「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認