Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性

インターネット経由のリモートアクセス機能を備えるWestern Digitalのネットワークストレージ製品「My Cloud」シリーズに脆弱性が明らかとなった。ファームウェアのアップデートを公開し、利用者に注意を呼びかけている。

「My Cloud OS 5」の管理インタフェースに、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-30247」が判明したもの。

細工した「POSTリクエスト」を処理させることで、認証を必要とすることなくリモートより任意のコードを実行することが可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.3」と評価されており、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は、2025年9月24日付で脆弱性を修正したファームウェア「5.31.108」をリリース。対象機器の利用者に対して最新のファームウェアへアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も