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8月は家庭向けIoT機器への攻撃が増加 - メキシコ発の攻撃増に起因

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国別の攻撃ホスト数(グラフ:BBSS)

国別に見ると「メキシコ」がもっとも多く、ユニークなホスト数は7万8765件。

前月1位だった「中国」は5万7525件で2位だった。次いで「ブラジル(4万6760件)」「インド(4万4424件)」と続く。

8月は、前月にまったく観測されていなかった特定のルータ製品が発信元となった攻撃を確認。メキシコで多数使用されているルータで、同ルータが乗っ取られ、攻撃の踏み台に悪用されていると見られている

収集したマルウェアの検体をVirusTotalで4社のエンジンにより検査したところ、最大で18種類、474件のマルウェアを確認。「Linux.Lightaidra」「Backdoor.Linux.Gafgyt」「BASHLITE」「Linux/Mirai」が検知されている。

(Security NEXT - 2017/09/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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