Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年上半期の国内ランサムウェア検出、前期から半減

検出数を押し上げた原因となったのが、2017年第2四半期に登場した「WannaCrypt」。同四半期において44%を同ランサムウェアが占めた。

一方でランサムウェアの多様化の傾向も見られたという。同社が第2四半期に検出したあらたなランサムウェアファミリーは、110件に及んでいる。

2016年に国内で約6割を占めた「Locky」は、2017年上半期は26%に縮小。代わって従来海外で多く検出が見られた「Cerber(8%)」「Exmas(7%)」「Jaff(6%)」「Spora(4%)」などが国内で検出されている。

メール経由では、5月に登場した「Jaff」が2カ月間で1300件、「Exmas」は、6月だけで検出台数が1300件にのぼった。

一方ウェブ経由では、「CERBER」が1月から6月にかけて1900件、2月に登場した「SPORA」が5カ月間で900件検出されている。

(Security NEXT - 2017/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査