Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年上半期の国内ランサムウェア検出、前期から半減

2017年上半期の国内におけるランサムウェアの検出数は、2016年下半期から半減した。ただし、「WannaCrypt」の影響もあり、後半には再び増加傾向を示したという。

20170921_tm_001.jpg
マルウェアの検出台数推移(グラフ:トレンドマイクロ)

トレンドマイクロが、2017年1月から6月にかけて、同社製品利用者における
ランサムウェアの検出状況を取りまとめたもの。いずれも検出台数ベースの数値となっている。

同期間にランサムウェアを検出した国内の端末は2万1600件。前期の4万8800件から半減した。

ただし、2017年上半期の後半にあたる同年第2四半期に注目すると、前年同期の8300件から約1.8倍にあたる1万5300件へと増加。

6300件だった第1四半期と比較すると、第2四半期に約2.4倍へと拡大しており、予断を許さない状況だ。

(Security NEXT - 2017/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査