Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BlueBorne」の影響をチェックできるAndroidアプリ

Bluetoothの実装に深刻な脆弱性が明らかとなり、あらたな攻撃手法である「BlueBorne」が報告された問題で、同問題を公表したArmisでは、Google Playにおいて脆弱性をスキャンするアプリを公開している。

20170915_bv_001.jpg
Google Playで公開されている「BlueBorne Vulnerability Scanner」

同社が公開した「BlueBorne Vulnerability Scanner」は、同脆弱性の影響を受けるか確認するためのAndroidアプリ。インストールした端末について脆弱性の影響を受けるかチェックすることが可能だとしている。

周辺のデバイスをスキャンし、結果などを表示する機能も備え、「BlueBorne攻撃」の媒介となる可能性についてもチェックできる。ただし、管理下にない端末に対しても脆弱性のスキャンニングを行ってしまうおそれがあり、法的な問題が生じる可能性もあるため注意が必要。

同アプリの公開当初、一部端末でクラッシュする問題があったが、修正を実施した。すでに数万件単位がダウンロードされ、利用されていると見られる。

(Security NEXT - 2017/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み