Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

家庭向けIoT機器への攻撃、1日あたり1.9万IPアドレスから

198カ国から攻撃を観測しており、攻撃ホストの総数は25万4998件。国別に見ると、もっとも多かったのは「中国」でユニークなホスト数は8万1427件。

次いで多い「ブラジル(2万2361件)」と大きな開きが見られた。さらに「インド(1万7065件)」「米国(1万6689件)」が続く。攻撃元の多くはマルウェアに感染したIoT機器だった。

観測システムが収集したマルウェア検体をVirusTotalで4社の検知エンジンで検査したところ、最大で18種類、612件のマルウェアを確認。「Gafgyt」や「Mirai」など、Linuxを搭載したネットワーク機器をボット化するマルウェアが多数観測された。

(Security NEXT - 2017/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も
対ウクライナDDoS攻撃の余波を観測 - JPCERT/CC
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知
消費者の7割は利益に関わらず個人情報の提供に慎重 - JIPDEC調査
マルウェア減るもランサムウェアは前年から倍増
消費者の9割弱、商品サービス選択時に提供企業のプライバシー取組を考慮
2021年1Qのダークネット宛パケット、前月から約1割減
IoTマルウェアの検体情報など研究者にデータを無償提供 - 横国大
約3分の1の企業がIoTやOTでセキュリティ事故を経験
2020年の攻撃通信パケット、前年比1.5倍 - NICTまとめ