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2017年2Qの脆弱性登録は3511件 - 制御システム関連は上半期に67件

登録された脆弱性の種類を見ると、これまでの傾向と変わらず「バッファエラー」が最多で559件。「不適切なアクセス制御(364件)」「認可、権限、アクセス制御不備(316件)」「情報漏洩(302件)」「クロスサイトスクリプティング(289件)」が続く。

製品別に見ると、上位20製品のうちOSが14製品を占めた。最多は画像処理ソフトの「ImageMagick(151件)」だが、2017年より以前に発見された脆弱性情報をNVDがまとめて公開したことが影響したものだという。

次に多かったのは「iOS」で136件。前四半期に最多だった「Linuxカーネル」は同四半期も135件と多数登録されている。ブラウザでは「Safari」の70件、「Microsoft Edge」の38件が目立つ。

2016年上半期における産業制御システム関連の脆弱性情報は67件。累計登録件数は1091件となった。1年を通じて235件が登録された2016年と比較すると、上半期が過ぎた段階で約6割ほどの水準で推移している。

(Security NEXT - 2017/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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