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2016年度のSaaS型認証管理サービス市場、前年比3割増

2016年度の国内におけるSaaS型のアイデンティティおよびアクセス管理市場規模は前年度比30.9%増と高い成長率となった。

同調査は、ITRが国内28社へ調査を実施、同市場における売上実績や売上予測などを分析したもの。2016年度の売上金額は7億円で前年度比30.9%増となった。

同社では、シングルサインオンのほか、多要素認証や高度な生体認証、リスクベース認証、特権ID管理の需要も増加しているとし、2017年度の市場規模を9億円と予測した。

また、IoTデバイス管理の一環としてアイデンティティ情報を活用する動きがあり、IoTの普及に比例して販売の増加が見込まれるとし、2021年度にかけて2桁の成長を維持すると分析。2021年度までの年平均成長率を20.1%、2021年度の市場規模を18億円と見込んでいる。

(Security NEXT - 2017/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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