Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenText Identity Manager」の脆弱性に注意 - 認証情報漏洩のおそれ

OpenTextが提供するアイデンティティ管理「OpenText Identity Manager Advanced Edition」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

認証されたユーザーが細工したペイロードを使用することで機密情報を取得し、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2024-12799」が明らかとなったもの。「同4.8.7.0102」から「同4.8.0.0」および「同4.9.0.0」が影響を受けるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは、最高値である「10.0」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では2024年12月20日に脆弱性に関するアドバイザリを公開し、利用者に注意を呼びかけていたが、当初CVSS基本値などの記載はなかった。

同社は、特定のファイルを置き換え、サーブレット環境を再起動し、脆弱性を修正するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起
「Samba」に深刻なRCE脆弱性 - アップデートが公開
Adobe、12製品で修正パッチを公開 - クリティカル脆弱性を解消