Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「One Identity Manager」にIDOR脆弱性 - 早急に対応を

One Identityが提供するアイデンティティ管理ツール「One Identity Manager」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

オンプレミスで稼働する「同9.2.1」および以前のバージョンに安全でない直接オブジェクト参照の脆弱性(IDOR:Insecure Direct Object Reference)である「CVE-2024-56404」が判明したもの。特定の構成で権限昇格のおそれがある。

CVE番号を採番したMITREでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度を4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同社は、顧客に対して可能な限り早急に最新版である「同9.3」へアップデートするか、「同9.0.x LTS CU3」「同9.1x」「同9.2.x」に対して脆弱性を修正するホットフィックスを適用するよう強く呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開