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東芝ライテック製のホームゲートウェイに複数脆弱性

スマート電力量メーターや家電などのHEMS対応機器を接続する東芝ライテック製ホームゲートウェイに、機器を操作されたり、任意のコマンドが実行されるおそれがある脆弱性が含まれていることが判明した。脆弱性へ対処したファームウェアのアップデートがリリースされている。

同社が提供する「HEM-GW16A」および「HEM-GW26A」のファームウェアに、5件の脆弱性が判明したもの。

OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2017-2237」をはじめ、アクセス制限の不備「CVE-2017-2235」、認証情報がハードコードされている問題「CVE-2017-2236」、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2017-2238」、開発用画面の存在「CVE-2017-2234」などが含まれるという。

これら脆弱性は、いずれも三井物産セキュアディレクションの国分裕氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

東芝ライテックでは、脆弱性を修正したファームウェア「バージョン1.2.1」を用意。自動更新を利用し、最新のファームウェアへアップデートするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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