Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サポート終了「IIS 6.0」の脆弱性を狙う攻撃を観測 - ただちに対策を

今回同庁で観測されたアクセスは、短期間に行われ、件数も数件と少ないものの、サーバ上で不正なコードの実行を試みていた。攻撃が成功した場合、外部に対して不正な通信が発生することを確認済みだという。

また脆弱性を攻撃するコードは含まれていなかったが、同庁では「PROPFINDリクエスト」を3月末から4月にかけて断続的に観測しており、探索活動の可能性があると分析している。

脆弱性の影響を受ける「IIS 6.0」が付属した「Windows Server 2003」と「Windows XP」はいずれもサポートが終了しており、脆弱性を修正するためのセキュリティ更新プログラムは用意されていない。

同庁やセキュリティベンダーなどは、「IIS 6.0」の利用停止を促すとともに、やむなく運用を継続する場合も、暫定的な緩和策としてWebDAV機能を無効にするなど、対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/05/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks