「MUFGカード」や「セゾン」などクレカ利用者狙ったフィッシング - ほぼ同じ文面、一部に編集ミス?
「MUFGカード」や「セゾンNetアンサー」の利用者を狙ったフィッシング攻撃が確認された。フィッシング対策協議会では、類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。

「MUFGカード」のフィッシング攻撃で利用されたメールの文面(画像:フィ対協)
今回確認された攻撃では、「重要:必ずお読みください」といった件名のフィッシングメールを送信。本文では、「第三者によるアクセスを確認し、暫定的に登録IDを変更した」などと不安を煽って偽サイトへ誘導。個人情報をだまし取ろうとしていた。
いずれの攻撃も、サービス名や誘導先のURL、フッタなどを除くと、ほぼ同様の文面で構成されていたが、「MUFGカード」の攻撃では、攻撃者の編集作業ミスのためか、文脈とあわない文章が挿入された部分があるなど、一部相違点が見られた。
同協議会によれば、「MUFGカード」を偽装した7件、「セゾンNetアンサー」に関する1件のフィッシングサイトについては、停止が確認されているという。しかし、両ブランドともこれまでにフィッシング攻撃でたびたび悪用されており、今後類似した攻撃が展開される可能性もあるとして、同協議会では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/05/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
