2017年1Qのインシデントは4856件 - サイト改ざんが41%増
インシデントの内容を見ると、「スキャン」が2391件で前期の2177件から増加。次いで多かったのは「ウェブサイト改ざん」の967件で、前期の688件から41%増となった。

インシデント件数(表:JPCERT/CC)
2月初旬に「WordPress」の脆弱性を突いた大規模な攻撃が行われ、同攻撃により改ざんされたと見られる国内サイトが多数確認されたことも影響したという。
またフォントのアップデートを促すポップアップが表示されるように改ざんされたケースが1月に複数報告されたという。
「フィッシングサイト」も前期比36%増となる707件と大きな変化が見られた。一方、「マルウェアサイト」は91件で、前期の376件から大幅に減少。
そのほか、「DoS/DDoS」が75件、「標的型攻撃」が11件だった。前期に24件と増加が目立った「制御システム関連」は4件へと減少している。
(Security NEXT - 2017/04/13 )
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