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MS検証ツールにゼロデイ脆弱性、セキュリティ対策ソフトの制御奪取に悪用可能

また脆弱性の影響を受ける製品について具体的に言及。「Avast(CVE-2017-5567)」「AVG(CVE-2017-5566)」「Avira(CVE-2017-6417)」「Bitdefender(CVE-2017-6186)」「Trend Micro(CVE-2017-5565)」「Comodo」「ESET」「F-Secure」「Kaspersky」「Malwarebytes」「McAfee」「Panda」「Norton」など実名を挙げ、これら製品が影響を受けると主張した。

実証コード(PoC)にくわえ、「Nortonアンチウイルス」「Aviraアンチウイルス」「Comodoアンチウイルス」へコードを挿入し、実際に制御を奪うデモ動画を公開。脆弱性については、すでに各ベンダーへ報告したとしている。

同社は今回の問題について、Microsoftがセキュリティ対策製品をコード注入より保護する機能「Protected Processes」を、「Windows 8.1」「Windows Server 2012 R2」より提供しているものの、活用されていないと指摘。

同機能ではコード署名を利用して、セキュリティ対策ソフトのプロセスを保護できるが、同社の調査では同機能を利用するセキュリティ製品は「Windows Defender」のみだったという。

(Security NEXT - 2017/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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