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「PHP FormMail Generator」由来のコードに複数の脆弱性

PHPコードの生成サービス「PHP FormMail Generator」が提供したコードに複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

サービスを通じて作成されたコードに、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2016-9493」や、アップロードするファイルのチェック処理における脆弱性「CVE-2016-9492」が存在することが判明したもの。

2016年12月17日以前に同サービスで生成したコードに影響がある。また「CVE-2016-9492」については修正されたが、「CVE-2016-9493」への対応状況は不明だという。

セキュリティ機関では、影響を受けるコードを利用している場合は、フォームを再度生成しなおすか、手動でパッチを適用するよう注意喚起を実施。「CVE-2016-9493」に関しては独自に対策を講じるか、他フォームを使用することを検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2017/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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