Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ランサムウェア」被害に身代金払う、25人に1人

データを人質に取られた場合、身代金を支払って取り戻すと回答したインターネットユーザーは、4%であるとの調査結果をAcronisが取りまとめた。約7割は写真やファイルなど復元できるようバックアップの備えを行っているという。

AcronisのグローバルチームがGoogleサーベイを活用し、20歳以上でインターネットを利用する人を対象に調査を実施したもの。調査はワールドワイドで実施され、日本国内からは401人が回答した。

国内のインターネット利用者に対し、端末を利用できなくし、復旧を条件に金銭を要求するランサムウェアについて説明できるか尋ねたところ、「できる(2%)」「おそらくできる(8%)」はあわせて1割。「おそらく説明できない」「説明できない」をあわせると9割にのぼった。

一方、サイバー攻撃を受けた場合に写真やファイルなどが復元できるよう、バックアップなどの備えをしている国内のユーザーは72%と7割超にのぼり、データを取り戻すための身代金を支払うと答えた回答者は4%と1割に満たなかった。

(Security NEXT - 2017/02/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
2023年は1割の企業でランサムウェア攻撃を観測
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
JNSA、2023年10大ニュースを発表 - 事件事故の背景に共通項も
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に