「ウイルス検出」とだます偽警告、1年間で約15倍に
2016年第4四半期は、「ウイルスを検出した」という偽の警告でユーザーをだます行為に関する相談が、前四半期の1.4倍に増加した。前年同期の約15倍へと拡大している。
情報処理推進機構(IPA)が、2016年第4四半期の不正アクセス届出状況や相談状況を取りまとめたもの。
同四半期に同機構へ届出があった不正アクセスは19件で、前四半期から変動はなかった。14件で実際に被害が発生している。
不正アクセスによる被害の内訳を見ると、「なりすまし」が4件、「侵入」が2件、「不正プログラム埋込」と「DoS」が各1件だった。
原因は「ID、パスワード管理不備」が4件でもっとも多く、「古いバージョン使用、パッチ未導入」が3件、「その他」が2件だった。また5件については原因がわかっていない。
(Security NEXT - 2017/01/30 )
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