IPA、ランサムウェアの解説資料を公開
情報処理推進機構(IPA)は、端末内のファイルを使用できなくし、復旧を交換条件に金銭を要求する「ランサムウェア」への対策を解説した技術資料「ランサムウェアの脅威と対策」を公開した。
同機構へ「ランサムウェア」に関する相談が多数寄せられており、感染するとファイルの復旧が困難となり、被害によっては企業の存続に致命的なダメージを与える可能性もあるとして、特徴や被害を最小限に抑えるための対策など、マルウェアの概要をシンプルな手引きとして取りまとめた。
同資料では、端末ロック型やファイル暗号化型などランサムウェアの種類や流通するランサムウェアの特徴などを紹介。感染経路をはじめ、被害発生の流れや感染時の影響について説明している。
ソフトウェアのアップデートなど感染を防ぐための基本的な対策のほか、完全に感染を防ぐことは難しいとして、影響を低減するためのバックアップのポイントについて解説した。同資料は同機構のウェブサイトよりダウンロードすることができる。
(Security NEXT - 2017/01/23 )
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