2016年3Qのクレジットカード不正被害は34.1億円 - 番号盗用が62.9%
2016年第3四半期におけるクレジットカードの不正使用被害は、34億1000万円だった。番号の盗用が62.9%を占める。
日本クレジット協会が国際ブランドカードを発行している会社を中心に、銀行系カード会社、流通系クレジット会社、信販会社、中小小売商団体などにおける被害状況について調査、取りまとめたもの。
同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は34億1000万円で、前四半期の35億7000万円から減少した。
しかしながら、2015年第3四半期に30億円を突破し、2015年第4四半期以降35億円前後と高い水準で推移。
2016年は、第3四半期を終えた時点で被害額はすでに106億8000万円に達しており、2015年の120億円を上回ることはほぼ確実とみられる。
2016年第3四半期の不正被害における内訳を見ると、番号の盗用被害が21億7000万円と62.9%を占めており、偽造カードによる被害の6.4億円を大きく上回る。また番号盗用被害における国内外の内訳を見ると、国内が65%、海外が35%だった。
(Security NEXT - 2016/12/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
東京ガスや子会社で個人情報流出の可能性 - 約416万人分
食肉通販サイトが不正アクセス被害 - 顧客情報を外部送信
「ダイナースクラブ」加盟店でフォーム設定ミス - 個人情報が閲覧可能に
集英社の漫画サイトで別人によるログインが発生 - コイン代金を返金
デザイン建材通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
2024年1Qのクレカ不正利用、前四半期から12.4%減
北海道産地直送センターに不正アクセス - クレカ不正利用の可能性
サイトでの個人情報提供、4分の3がセキュリティを意識
アクセサリ通販サイトで改ざん被害 - 影響範囲など調査
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に