3割が「アップデートしたくない」 - 通信速度やパフォーマンスへの影響懸念
アップデートを行わないとマルウェア感染のリスクが高まることを「詳しく知っている」と考えているユーザーは2割強に過ぎないことがカスペルスキーの調査でわかった。パフォーマンスへの影響でアップデートしたくないと考えるユーザーも3割にのぼる。
同社がインターネットで実施したセキュリティに関する意識調査で明らかになったもの。同調査は9月に国内の18歳から69歳のインターネット利用者を対象に実施。623人から回答を得た。
OSやソフトウェアのアップデートを行わないと、マルウェアに感染する可能性が高まることを知っているか尋ねたもので、「詳しく知っている」「聞いた事があるが、詳しくはわからない」「知らない」の3択から回答する。
結果を見ると、「聞いたことがあるが、詳しくはわからない」「知らない」をあわせると76.1%にのぼったという。同調査から、「ある程度知識がある」と考える中間層がどの程度存在するか判断できないが、「詳しく知っている」と自信を持って言い切れるユーザーは2割強にとどまることがわかる。
同様の質問をセキュリティ製品のユーザーと非利用者に分けてみると、セキュリティ製品のユーザーは「知らない」「詳しくはわからない」との回答は73.1%だが、セキュリティ製品を使っていない場合、91.3%と高い割合を示した。
ソフトウェアのアップデートについて、「必要なことなのですぐに行っている」との回答は6割。一方で「ネット通信速度やデバイスのパフォーマンスに影響するのでアップデートしたくない」と考えるユーザーも3割にのぼった。
(Security NEXT - 2016/12/15 )
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