Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人データ漏洩、報告は「努力義務」で不要な場合も - 個人情報保護委がパブコメ実施

さらに「実質的に外部へ漏洩していない」と判断される場合、報告を不要とした。具体的な例として、「高度な暗号化による秘匿化」「第三者に閲覧されずに回収」「事業者以外で特定個人の識別が難しい場合」「滅失、毀損のため閲覧が合理的に予想されない場合」などを挙げている。

くわえて宛名や送信者名以外の個人データを含まない「ファックス、メールの誤送信」「誤配達」など軽微な事故についても除外するとした。

意見の提出期限は2017年1月6日。電子政府の総合窓口「e-Gov」の意見提出フォーム、郵送、ファックス、メールで受け付ける。

20161212_pp_001.jpg
パブリックコメント案の概要

(Security NEXT - 2016/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
個情委、「LINE」情報漏洩でLINEヤフーに勧告 - 「ヤフオク!」に関する指導も
個情委、四谷大塚に行政指導 - 子どもを守るため特に注意必要
サポート詐欺への対応不備で長野県教委に行政指導 - 個情委
約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委
個情委がTVアニメ「進撃の巨人」とコラボ - 名簿流出防止を呼びかけ
個情委、NTT西子会社2社に是正勧告 - 業務継続する現在も体制不十分
個情委、オプトアウト届出事業者3社に行政指導 - 「転売屋」に販売も
個情委、野辺地町に行政指導 - 管理不備や報告遅滞で
個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導