2016年上半期の不正送金、件数増となるも被害額は大幅減
法人口座において、被害額が大幅に減少した背景には、大口口座における被害の減少があるという。また信用金庫におけるマルウェア感染端末の早期検知などセキュリティ対策が進んでおり、信用金庫の被害は前期から3億3200万円減となった。
一方、被害が拡大した個人口座に関しては、約6割がワンタイムパスワードを利用していなかった。
不正送金先口座の名義人の国籍を見ると、中国が60.9%を占めており、ベトナムが16.7%、日本が11.3%。また、口座売買などの関連事件による検挙数は39件で、58人を検挙している。
(Security NEXT - 2016/09/08 )
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