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DB操作用PHP向けライブラリ「ADOdb」のテストスクリプトに脆弱性

データベースへのアクセスに用いられるPHP向けライブラリ「ADOdb」の一部スクリプトに、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、テスト用に用意された同ライブラリのスクリプトにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2016-4855」が含まれていることが判明したもの。テスト以外には用いないスクリプトのため、実稼働環境においてテスト環境を削除しておけば、影響を受けないという。

同脆弱性は、浅井健氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。8月31日にリリースされた「同5.20.6」にて修正されている。

(Security NEXT - 2016/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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