Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DB操作用PHP向けライブラリ「ADOdb」のテストスクリプトに脆弱性

データベースへのアクセスに用いられるPHP向けライブラリ「ADOdb」の一部スクリプトに、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、テスト用に用意された同ライブラリのスクリプトにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2016-4855」が含まれていることが判明したもの。テスト以外には用いないスクリプトのため、実稼働環境においてテスト環境を削除しておけば、影響を受けないという。

同脆弱性は、浅井健氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。8月31日にリリースされた「同5.20.6」にて修正されている。

(Security NEXT - 2016/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正