Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メール開きマルウェア感染、個人情報流出の可能性 - 中電工

中電工は、同社の端末がマルウェアへ感染し、一部顧客情報や同社の職員名簿などが外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、6月29日にパソコン1台よりマルウェアを検知。調査を行ったところ、6月15日に同端末から不正サイトへアクセスした形跡を確認した。端末の設定に問題があり、脆弱性が存在し、さらに添付ファイルを開いたことでマルウェアへ感染したという。

同社では7月4日より情報流出の可能性について外部へ調査を依頼していたが、影響はわかっていない。ファイルの精査により対象顧客の特定作業を6月29日より進めていたが、8月16日に終えたとしている。

流出の可能性があるのは、顧客211件の氏名と住所。そのうち1件についてはメールアドレスも含まれる。また同社の職員名簿についても流出したおそれがある。

今回の問題を受けて、同社では対象となる顧客へ事情を説明し、謝罪する書面を送付。また、インターネット上へデータが流出していないか監視を行っている。

(Security NEXT - 2016/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
委託先がサポート詐欺被害、個人情報流出のおそれも - 焼津市
複数端末がマルウェア感染、情報流出の可能性 - 富士通
FAX送信先の確認に使用した医療機関リストを誤送信 - 大阪府
総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
高校教諭がサポート詐欺被害、私用PC内に個人情報 - 広島県
県立高教諭が「偽警告」被害、第三者が業務用端末を遠隔操作 - 長野県
サポート詐欺でPC遠隔操作、個人情報流出の可能性 - 堺市体育館
LINEヤフーのサイバー攻撃被害、メールやSlack上でも - 対象件数を修正
宿泊療養施設の元従業員、半年後にSNSで情報漏洩