NICTがNTT-ATを指名停止処分 - HDD紛失で
NTTアドバンステクノロジは、受注プロジェクトのデータを保存したハードディスクを紛失した問題で、情報通信研究機構(NICT)より指名停止処分を受けたことを明らかにした。
同社のサーバルームで保管していた外付けハードディスク2台の紛失が5月27日に判明したもの。90社から受注していた個別プロジェクトに関するデータが保存されていた。捜索を継続しているが、現在も見つかっていない。またインターネットのモニタリングを実施しているが、情報流出などは確認されていないとしている。
NICTでは、善管注意義務や事故報告義務など、委託契約に違反したとして、8月1日から9月30日までの2カ月間、指名を停止するという。
同社では今回の問題を受けて、サーバルームにおける入退室管理や監視カメラの設置、物品の持ち込み制限の徹底、可搬記憶媒体の利用規定の見直しなど、緊急対策を実施。セキュリティ教育の徹底など、抜本的な対策を講じるとしている。
(Security NEXT - 2016/08/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報流出や金銭着服で職員を懲戒処分 - JA鹿児島県信連
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
施設職員が個人情報含む書類を公道へ投棄 - 下川町
持ち出し緊急連絡表をメモ利用、保育士を懲戒処分 - 二宮町
勤務時間に60時間以上に私的ネット閲覧、副校長処分 - 横浜市
顧客情報含む明細表を紛失、誤廃棄の可能性 - 沖縄銀
児童の要配慮個人情報を誤送信、小学校教頭を処分 - 埼玉県
個人情報含む廃棄書類が強風で飛散、一部紛失 - 宮城県
異動前に得た管理者アカウントで情報閲覧、職員処分 - 大石田町