不正利用などと不安を煽り、クレカ情報聞き出す不審電話に注意
日本クレジット協会は、クレジット加盟店の従業員や同協会の関係者を装い、クレジットカード情報をだまし取る不審電話が発生しているとして、注意を呼びかけている。
個人情報を詐取する問題の電話は、複数の人物が登場するなど、劇場型の振り込め詐欺と類似している。
同協会によれば、最初の電話では、クレジットカード加盟店の従業員を名乗るのが特徴。クレジットカードの不正利用や偽造カードの可能性があるなどとして不安を煽り、「日本クレジット協会」へ電話するよう促すという。
しかし、同人物が「日本クレジット協会」として案内する番号はでたらめで、同協会とまったく関係ない電話番号であり、その番号へ電話をかけると、同協会の関係者を装った人物が、クレジットカードの番号や有効期限など、個人情報を聞き出していた。
同協会は、正規の相談窓口で利用している電話番号をインターネットへ公開しており、公開している番号以外は、連絡を取らないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/07/29 )
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