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直近1年に15回のDDoS攻撃 - 平均中断は17時間

A10 Networksは、北米企業におけるDDoS攻撃の状況について調査を実施し、結果を取りまとめた。直近12カ月に平均15回の攻撃を受けていたという。

同社が従業員1000人以上で10Gbps以上のネットワーク接続をしている北米企業を対象に、DDoS攻撃に関する調査を実施、まとめたもの。対象企業でITに関する決定権を持つ120人が回答した。

回答企業が過去12カ月に受けたDDoS攻撃は、平均15回。企業規模が大きいほど多く攻撃を受ける傾向が見られたという。また中断時間は平均17時間で、5社に1社では36時間以上の中断時間が発生した。

攻撃の平均ピーク帯域は30から40Gbpsで、59%が40Gbpsを超える攻撃を経験したという。攻撃の種類を見ると、「UDPフラッド攻撃」が23%で最多。「Slow HTTP POST攻撃」が16%、「SYNフラッド攻撃」が14%で続いた。

(Security NEXT - 2016/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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