Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

退学者などの個人情報がSNSに流出 - 大阪の府立高校

大阪府立高校において、職員会議の資料に記載された退学者2人と転学者2人の個人情報が、複数のSNSに流出していたことがわかった。

4月6日、まだ発表前にもかかわらず、2016年度の担任について生徒が話しているのに部活動の顧問が気付き、事情をたずねたところ、同月1日の職員会議で配布された資料の一部を写した画像がSNSに投稿れていることが判明した。

流出したのは、同校の担任名のほか、退学者2人の氏名や学年、クラス、出席番号、および転学者2人の氏名や転出先学校名などの情報が印刷された資料。

画像を投稿したのは別のクラブに所属している生徒で、部活動で使う印刷物を顧問に依頼し、印刷物を受け取ったところ、裏面に資料が印刷されており、受け取った生徒が、担任名を友人と共有するためSNSに掲載。その後別のSNSに転載された。

同資料は職員会議用に別の教諭が作成したもので、作成の途中で誤りに気付き、それまで印刷したものを廃棄したが、印刷機に数枚残っており、そのまま別の印刷物に利用されたのが原因。最初にSNSへ投稿した生徒は、退学者氏名などが印刷されていることに気付いていなかったという。

同校では、流出した画像について削除を依頼、印刷物はすべて回収した。また対象となる生徒と保護者に対し、説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2016/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

オーディション応募者の情報流出、対象範囲が拡大 - Brave group
角川ドワンゴ学園の生徒や保護者情報も流出か - KADOKAWAが報告
さらなる情報を流出させたと攻撃者が主張 - KADOKAWAが調査
オーディションの応募者情報が流出、SNSへの投稿も - Brave Group
学生が患者の個人情報含むカルテの写真をSNSに投稿 - 名古屋大病院
バイト情報サイトから登録者情報が流出 - 転得したとの人物から連絡も
住民関連の情報をLINEグループに投稿、職員を懲戒処分 - 湖南市
個人情報を中学校体育館ステージに置き忘れ、複数生徒が閲覧 - 札幌市
職員が患者カルテをインスタ投稿、個人情報が残存 - 仙台市立病院
中学校でアンケート票を紛失、一部が県教委に届く - 春日井市