ファンクラブ限定アプリで個人情報を誤表示 - キャッシュ設定に不備
人気音楽グループ「DREAMS COME TRUE」のファンクラブ会員限定アプリにおいて、個人情報が流出する事故が発生した。キャッシュ設定の不備が原因だったという。
同アプリを提供するSKIYAKIによれば、9月1日15時にリリースしたファンクラブ会員限定アプリ「ドリアプリ for PPベイビーズ」で、マイページに本人とは異なる別の会員に関する個人情報が表示される不具合が発生したもの。
アクセスログを解析した結果、他会員のマイページに会員情報が表示されたおそれがあるのは57人で、104人の会員アプリ上に表示された可能性がある。マイページには、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、ニックネーム、会員番号など個人情報が含まれる。
リリースから約30分ほど経過したところで、SNSやアプリ内への書き込みから問題が発覚。緊急メンテナンスを実施した。
負荷対策のために導入したプロキシのキャッシュ機能により、個人情報がキャッシュされたことで他会員へ関係ない個人情報が表示されたという。
同社では、マイページを閲覧した可能性がある会員に対し、個別に連絡するとしている。また同社が運営する「Bitfan Pro」「Bitfan」「LiveFans」といったサービスへの影響については否定している。
(Security NEXT - 2024/09/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満