セゾンカードの偽サイトに注意 - 「暫定的にID変更」と不安煽る
「暫定的にIDを変更した」などと騙すセゾンカードの会員向けサービス「セゾンNetアンサー」の偽サイトが複数確認された。フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

確認されたフィッシングサイト(画像:フィッシング対策協議会)
偽サイトへ誘導するフィッシングメールは、「セゾンNetアンサーご登録確認」という件名で流通。「第三者によるアクセスを確認した」などと不安を煽り、暫定的な処置として利用者の登録IDを変更したなどとして偽サイトへ誘導していた。
誘導先のフィッシングサイトでは、ログインIDやパスワード、メールアドレスのほか、クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードなどの入力を求めており、詐取されるおそれがある。
9月16日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。
セゾンカードを装うフィッシング攻撃は、今年に入って複数回確認されており、過去にも同様の文面を利用したフィッシング攻撃が発生している。今後さらに類似したフィッシングサイトが公開される可能性があるとして、引き続き警戒するよう利用者へ呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/04/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
「Apple Account」の乗っ取り被害、端末初期化 - 情報流出懸念も
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
