OpenSSLに暗号化鍵が特定される脆弱性 - 生成素数に問題
OpenSSL Projectはアップデートを公開し、暗号鍵を特定される可能性がある脆弱性など、複数の脆弱性を解消した。開発グループやセキュリティ機関では注意を呼びかけている。
同ライブラリには、脆弱性「CVE-2016-0701」が存在していることが明らかとなったもの。「Diffie-Hellman(DH)プロトコル」を用いる際、「安全素数」でない素数を生成して使用する可能性があり、一定条件下で暗号鍵を取得されるおそれがある。
また暗号化アルゴリズムがSSLにダウングレードされる「CVE-2015-3197」に対しても修正を行った。開発者グループは、脆弱性を修正した「同1.0.2f」「1.0.1r」を公開。セキュリティ機関などとともにアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/02/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正