Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco WSAに複数の脆弱性 - アップデートを公開

Cisco Systemsは、同社のウェブセキュリティ製品「Webセキュリティアプライアンス(WSA)」向けに複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。悪用は確認されていないという。

コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2015-6298」は、同製品の管理画面に存在。脆弱性を悪用することで認証ユーザーがルート権限でコマンドを実行することが可能で、制御を奪われるおそれがあるという。

また認証されていないユーザーによってリモートよりサービス拒否を引き起こすことが可能となる脆弱性「CVE-2015-6292」「CVE-2015-6293」が存在する。

同社のセキュリティテストや顧客へのサポートを通じて判明したもので、いずれも悪用は確認されていない。同社は、脆弱性を修正するアップデートの提供を開始している。

(Security NEXT - 2015/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性