「J:COM」ユーザー狙うフィッシング - 偽サイトへ誘導

稼働中の偽サイト(画像:フィッシング対策協議会)
フィッシング対策協議会は、ジュピターテレコム(J:COM)の利用者を狙ったフィッシング攻撃が発生しているとして注意喚起を行った。
問題のメールは、「Billing Update - J:COM NET」との件名で送信されており、英文でセキュリティ上の問題からアカウントが制限されているなどと説明。メールに記載したURLからログインするよう求め、フィッシングサイトへ誘導する。

J:COMが提供する正規の会員向けサイト
リンク先は、加入者向けポータルを装ったフィッシングサイトとなっており、IDやパスワードなどを詐取する偽サイトだった。英文のメールで誘導しているが、誘導先のフィッシングサイトは実在するページのデザインなどを盗用しており、日本語で作成されている。
同月20日の時点でサイトの稼働が確認されており、同協議会ではサイト閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/10/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生