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三菱東京UFJ銀装うフィッシング攻撃 - フィッシング対策協議会へ複数報告

三菱東京UFJ銀行を装い、アカウント情報などを騙し取るフィッシングメールに関して、複数の報告が寄せられているとし、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけた。

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誘導先のフィッシングサイト(画像:フィッシング対策協議会)

同行を偽装したフィッシング攻撃はたびたび確認されているが、今回確認されたフィッシングメールでは、アカウントの凍結などをちらつかせて不安を煽り、フィッシングサイトへ誘導、アカウント情報や認証情報を騙し取る手口だった。

メールの本文では、「こんにちは!」からはじまり、「三菱東京UFJ銀行のシステムが安全性の更新がされたため」などと、不自然な言い回しも目立つ。また文面には、即時の対応を促すためか、「平成27年7月28日更新」と日付が記載されていた。

同協議会では、情報を誤って入力しないよう注意を喚起するとともに、入力してしまった場合は、同行の相談ダイヤルへ連絡を取るよう呼びかけている。また類似したフィッシング攻撃を見かけたユーザーに、情報提供を求めている。

(Security NEXT - 2015/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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